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1. はじめに
DLsiteとFANZAでは、どれくらいマンガ作品が売れているのでしょうか?
ノベル作品、ゲーム作品と調査したので、マンガ作品についても調べてみました。
本記事では、DLsiteとFANZAのマンガ(コミック)カテゴリを対象に、販売本数の分布を調査した結果を紹介します。
DLsiteのデータは2026年6月22日時点、FANZAのデータも2026年6月22日時点のものです。DLsiteは日本語・言語不要・全年齢込み・AI作品を含むマンガカテゴリ、FANZAはAI作品を含むコミックカテゴリを対象としています。
調査方法は人力で販売ページを確認しました。そのため、すべてのデータを収集したものではなく、要所要所の観測になります。 ちなみに、両サイトともURLを弄ることで任意のページに移動できます。ボタンによって2Pずつ移動する必要はありません。
なお、FANZAは販売ページで確認できるのが5万作品までだったため、一部のデータが取得できませんでした。回帰分析で予想してみようと思ったのですが、割合が100%を越えてしまったため、掲載していません。
2. DLsite・FANZAマンガカテゴリの販売本数を分析
2-1. 調査対象データ
まずは両サイトの概要を見てみましょう。
| 項目 | DLsite | FANZA |
|---|---|---|
| 作品数 | 166,506件 | 141,798件 |
| 最大販売数 | 393,620本 | 442,362本 |
| 中央値 | 137本 | 不明(5万作品 = 35%は480本) |
| 最小販売数 | 0本 | 不明 |
まず、販売されている作品数を確認すると、FANZAはDLsiteの約85%となっています。
次に中央値です。中央値とは、販売本数順に並べた際の真ん中の値です。
DLsiteの中央値は137本でした。つまり、DLsiteでは半数以上の作品が137本以下ということになります。
一方、FANZAについては5万作品までしか確認できなかったため、中央値は算出できませんでした。確認できた5万作品は全体の35%にあたり、5万作品目の販売本数は480本でした。
また、最大販売数について見てみると、DLsiteは393,620本、FANZAは442,362本でした。ゲームとは異なり、FANZAの方が多くなっています。
2-2. 販売本数ごとの分布を見る
販売本数ごとの分布を比較すると、次のようになります。
| 販売本数 | DLsite | FANZA |
|---|---|---|
| 300,000本以上 | 2件(0.001%) | 40件(0.03%) |
| 200,000本以上 | 5件(0.003%) | 180件(0.13%) |
| 100,000本以上 | 22件(0.01%) | 1,080件(0.76%) |
| 50,000本以上 | 62件(0.04%) | 2,300件(1.6%) |
| 10,000本以上 | 1,410件(0.85%) | 7,420件(5.2%) |
| 5,000本以上 | 3,710件(2.2%) | 11,400件(8%) |
| 1,000本以上 | 22,400件(13%) | 32,630件(23%) |
| 500本以上 | 39,950件(24%) | 48,970件(35%) |
| 480本以上 | 不明 | 50,000件(35%) |
| 100本以上 | 93,650件(56%) | 不明 |
| 50本以上 | 114,450件(69%) | 不明 |
| 10本以上 | 147,480件(88%) | 不明 |
| 1本以上 | 164,700件(99%) | 不明 |
| 0本 | 1,800件(1%) | 不明 |
比較できる範囲では、すべての販売本数帯でFANZAの割合がDLsiteを上回っています。たとえば、販売本数500本以上の作品はDLsiteでは24%、FANZAでは35%です。これは、FANZAの方が上位作品だけではなく全体的に売れていることを意味します。
また、販売本数10,000本以上の作品がDLsiteでは0.85%なのに対し、FANZAでは5.2%と高販売数帯においてもFANZAの方が割合が大きいです。
以上のことから、FANZAの方がよく売れていると考えて良さそうです。よって、中央値はDLsiteの137本よりも多そうです。
また、販売本数0本の作品はDLsiteでは1%でした。ゲームとだいたい同じぐらいの割合になります。マンガもだいたいの場合で、買ってくれる人が少なくとも1人は現れるようです。
3. まとめ
今回の調査では、DLsiteとFANZAのマンガ(コミック)カテゴリの販売本数を調査・比較しました。
DLsiteでは中央値が137本であり、半数以上の作品が137本以下という結果でした。
一方、FANZAについては5万作品までしか確認できなかったため、中央値や100本未満の販売本数帯は不明です。ただ、5万作品(35%)の時点で販売本数は480本でした。
比較できる範囲では、すべての販売本数帯でFANZAの割合がDLsiteを上回っていました。また、最大販売数もFANZAの方が多くなっています。このことから、DLsiteよりもFANZAの方がよく売れていると言えます。
マンガカテゴリは、ゲームカテゴリと似たように販売本数が0本の作品は少数でした。
一方で、ゲームとは異なり、DLsiteよりもFANZAの方が発売本数が多いことが分かりました。DLsiteはゲーマー人口が多いのでしょうか?
次回は、ここまでやったのだからということでCGカテゴリを取り上げます。